私の穴

お題「1か月自由に休みが取れたら何をする?」


→漫画読む。市役所行く。歯医者行く。免許の更新する。映画見る。韓流ドラマみる。たまに飲みに行く。二日酔いではとバスツアー行く。(実績)


この1ヶ月、自由気ままな無職生活を送っている。

正確には、有給消化中のため、お給料は出ているという高等遊民さながらの生活です。


友人に「金がある無職って最強だな!」と言われたけれど、本当にその通りで、もはや何をしていいか分からないというあるあるな贅沢を享受している。


本当は旅行に行きたかった、でも行きたかった地域が渡航延期勧告の対象になってしまった、じゃあ代わりにどこかへ行こうか、悩んでいるうちにポツポツ予定が入ってしまった、このスケジュールを縫ってどこに行けるだろうか…という負のスパイラルに飲み込まれ1ヶ月。


人のためにも自分のためにもならない毎日。こんなことならゴミ拾いでもして徳を積んでおけば良かった。


新しい職場は5月の連休明けから働くことになったので、1ヶ月どころか2ヶ月の猶予がある。

ああ、このくらいのスパンで生きていきたい。3年くらい働く毎に、1、2ヶ月のお休み。


来月は短期留学に行くので、そのための学校の手続きとか家探しとかをしていたのもあるけれど、それにしたって無駄にしすぎた。

4〜5時間の睡眠で12時間くらい働いていた生活から一転、毎日8〜10時間と十分すぎるほど眠り、結果体温が上がって健康体。

まあね、不健康な習慣をリセットして、体を整える期間だったと思えばね。


そうそう、歯医者に行ったと書いたけど、本当に10年ぶりくらいの歯医者。

特段、どこが悪いとかいうのではなく、定期的にメンテナンスというか、クリーニングに行くという習慣を身につけたかったのでその足がかりとして。

初体験となる歯石取りをお願いして、ちょっとドキドキしながら診察台に乗り、いざ口を開けると。


「あー、穴が空いてますね、何個か」


「…穴」


穴ってね、動物に仕掛ける罠とか、性的な意味とか、色々あると思うけど、歯医者で言うところの穴って、それ即ち虫歯。


ひとまず初めての歯石取りをしてもらって若干痛い思いをしつつ、休む間も無く、虫歯も治療しちゃいましょうか?と先生。


「今日やっちゃった方がいいね、神経まで行く前に」

「な、ナニヲ、シマスカ?」


思わずカタコト。

結局、何個かあるらしい穴の1つ、1番マズそうなのを削って、樹脂入れてっていうのをやられる。否、やって頂く。

虫歯の治療自体はそんな痛くなかったけど、怖かった。帰り道、意味もなくドラッグストアをうろついてしまうほど茫然自失。

しかしあれだね、歯医者における「痛かったら手上げて下さいねー」の無効っぷりは本当に歯医者あるあるなのだね。


これでまた、歯医者から遠のいてしまった。

でも、まだ何個かあるみたいだし、穴。


注射も、婦人科で股をおっ広げるのも、結構行ける方だったので、こんなタイミングで新しい弱点が発覚するなんてね。








春の遺伝子

転職活動をしていました、この2、3か月。


全くのキャリアチェンジだったので、苦労しなかった訳ではないけど、在職中にしてはスムーズに進んだかな。という印象。


転職エージェントを利用したのだけど、本当にすごい。彼ら。

まず知識が幅広い。その職を志望している私より余程その業界に詳しくて、その他社会保険とかそういう世の中のルールとか。

私があまりに世間知らずだったのは否めないけど、とにかくたくさん助けられました。ほぼおんぶに抱っこ。

あとはすごい電話の猛攻。こちらは仕事中で全然出られないんだけど、掛けて来る来る。いやでも、あれくらいされないとやらない人間には有難いかもしれないなと思ったり。


とにかく、今は残りわずかの現職を楽しむでもなく惜しむでもなく、消化試合のような日々です。

未練が一切湧いてこない。不思議なくらい湧いてこない。温泉街なら廃業だわ。


次の会社の始まりは未定なので、プランを練らなきゃと思いつつ忙しさにかまけて先延ばしに…

あんなに待ち焦がれた長期休暇なのに、目前に迫ると決めなきゃ、という脅迫観念に変わって、楽しめなくなるという。なんなんだ、幸せになれない遺伝子でも組み替えられてるのか。


こうやってなんだかいろんなものに追われて、ストレスでお腹にガスが溜まり、毎日苦しい思いをしながら、恋がしたいと願っている。

不埒だなあ、でもなんだか、いろんなものから目を逸らしたくなって。

苦しいことも楽しいことも、全部置いて、全く新しい恋がしたい。


幸福の国、ブータンにでも行って、新たな人生見つけてみようかな。

でもブータンの男って当たり前のように浮気するんだって。無理だわあ。


戻ってこない

秋雨前線が通過中という。

6月よりも長靴の出番が多い気がするこの頃。


このまま秋が来てしまうのかな。

予定していたプールの約束も流れてしまった。

きっと殆どの人が、夏にやり残したことがあることだろう。

良いことにせよ、悪いことにせよ。


明日から職場の同期の子が夏休みに入る。

それを今日リマインドされ、先々月にフライングした身としてはかなりの打撃となった。


軽く絶望する帰り道、ふと先日の部署の飲み会でのある一コマを思い出した。


上司やら役員やらが居る席で、私たち女性社員の男性のタイプが話題にのぼった。法務の誰々課長が素敵だとか、営業だったら誰が良いだとか好き勝手言い合って、おじさん達があーでもないこーでもないと茶々入れる、よくある光景。

そんな中、私が企画の◯◯部長が素敵だと言うと全員から大ブーイングが起きた。

確かに結構な歳なのに未婚、頭はキレるけど偏屈だなんて評判のある人だ。好みのタイプに挙げるにはマイナー過ぎたかもしれないけど、飲みの席での話や、豪快にお酒を飲み笑う姿が私は好きだった。

すると、その同期の子が笑いながら言った。


イエスマンじゃないとダメでしょ、◯◯部長とは合わないよー」


釣られて笑いながら、一瞬何を言われたか分からなかった。


その時抱いた感情は、まあ単純に言ってしまえば憤りなのだけど、それ以上に何かガツンと来るものがあった。

若くて(一個下だけど)可愛い彼女に、唐突に恋愛傾向を指摘されて、それがいけない事とはっきり言われた訳ではないけど、見抜かれているという焦りと何で同僚にそんなこと言われなきゃならないんだという苛立ち、だからダメなんだと言われたような悲しさ。


色んなものがない交ぜになって、それらを飲み込むように煽ったマルガリータは泥のような味がした。

グラスのふちについた塩が、涙の味かと錯覚させた。



だから今日、彼女が迎える夏が過ぎ去った夏休みに、「わあ、もうどこ行っても寒いだろうね、避暑のはずが!」なんて言ってしまったんだ。


神様叱って。

あとちょっとだけ、慰めて。




君のせいだよ

眠れない夜。


先週一週間早めの夏休みをとり、タイとカンボジアに行ってきた。

ご飯は美味しいし物価は安いし、人は優しいし、いい旅行だった。

憧れのアンコールワットも見られた。


土曜日に帰国し、今日は郵便局へ行ったり携帯ショップに行ったり日用品を買ったりとのんびりゆっくり過ごした。


そして今。

一週間分の遅れを取り戻すべく、明日は早めに出社する予定。だから早く寝なければいけないのに…


眠れない。


会社に行くのが嫌すぎて、眠れない。


旅の間も、カンボジアののどかな風景や瞳の澄んだ子供たちを見ながら、もっと別の人生があるのではないかと真面目に考えていた。

カンボジアの田舎の学校の先生になるという妄想が膨らみに膨らんで、トゥクトゥクに揺られながら涙を流しさえしていた。


まだ社会に出て何年も経ったわけではないのに、こんな心境でいいのかな…


夢多く貪欲に頑張りたいものだ。


でも同時に、ゆっくりのんびり、月曜日が来ることをこんなに恐れなくて良い人生が良いなと思ってしまう。

お給料はそんなになくて良いから。


こんなとき、励まされるのも背中を押されるのもあまり好きじゃない。

逃げ道を作ってもらえたほうが、逆に頑張れる。

こういう方法もあるのだから、限界までやってみよう、ダメならこの方法にしようと思えるから。

要は自分に甘くて天邪鬼なのだ。


甘邪鬼。



…くだらないことしか浮かばないので、とにかく早く眠ろうと思う。



ほんこん

香港に行ってきた。


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100万ドルの夜景。(もやもや)


なんとなく憧れがあった。

特に中華圏の文化に興味を持って以来、喧騒や、やけに近未来的なビル群、赤が目立つ街並み。

もとはといえば、そっちの方の外国人彼氏がいたことがきっかけという、不純なものだったけれど。


それでも、朝外でお粥を食べたり、原チャリで二人乗りデートなんていう生活がやっぱり好きだった。


中国(上海)、台湾は行った。

ならば香港はどうだろうと、行ってみた次第。


結論から言えば、正直もう行かないだろうという感想。


1番は、物価の高さ。

屋台のご飯も、ホテルも、台湾なんかと比べるととても高い。

レベルは変わらないのに。

それから、人の感じ。

うまく言葉にできないけど。

ここでもやっぱり台湾と比べてしまい、あの暖かさが恋しくなった。

そもそも比べるべきでないし、たった一週間で何がわかるのかと、言われたらそこまでだけど。


それでもやはり、最近はどちらもLCCが出てて、飛行機代も距離もたいして変わらないのに、台湾にはまる人ばかりいるのは、そういうことなのかしら、と思ったり。


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あのネオンの看板や街並みは、すごく好きだけれど。

ペニンシュラホテルには泊まってみたいけれど。




大事なことは全部B'zが歌ってた

love me, I love you

love me, I love you

  • B'z
  • Rock
  • ¥250

気が重い水曜日。

正確に言えばこの気の重さは火曜の夕方から続いている。


仕事で、ちょっとまずいことになるかもしれないという状況で、自分にできることがもっとあったはずだとか、もっと早く気づけなかったのかとか。ぐるぐる。


帰りの電車は、それはもう人生について考えた。

そもそもなんでこんな辛い思い仕事でしなくちゃならないんだとか。

逃避でしかないし、何の解決にもならないことは分かっていても、架空の別の人生を思うと少し気が晴れた。


今朝。

気が晴れないまま電車に揺られ、ふと頭に過ったメロディーをiTunesから探る。

するとB'zは歌っている。

"いつのまにかじゃない、自分で選んで歩いてきたこの迷路"


どんなに重くて辛くても、自分で選んでしまったんだなあと。

今でも、それを進むも断つも自分次第なんだなあ。


何かのせいにしがちな自分を反省した。


それにしてもB'z、良いこと言う。

Love me, I love youなんて、私にぴったりの説教ソングだ。

普段きく音楽とは全然違うけれど、これから元気がなくなったときはB'z聴こう。


幸も不幸もEasy come easy goってすごく好き。





ホーリーシット

トピック「クリスマス」について


例によって残業をしていたわけだけど、本当に人が少なくて、年末の追い込みなんてどこ吹く風で、みんな飲み会やらデートやらコンパやら、何かしらの予定があるらしかった。

イブである昨日、予定がある方が勝ち組だと思っていたのに、裏切られた気分だ。


上司が、ご馳走してやろうか、とか、ケンタッキーでクリスマスパーティしようとか、あの手この手で誘い出そうとしてくるので、悲壮感漂う顔で、終わらないので…と言って逃げ切った。


結果、同じく残業し、上司の誘いを掻い潜った先輩と、王将で餃子食べるクリスマス。

帰り道、自分のゲップがあまりに臭くて目眩がするクリスマス。



クリスマスの夜の駅構内には、警察官が沢山立っていて、若そうな人や、足取りが覚束ない人をつかまえては調書をとっていた。


もしも自分が呼び止められて、こんな時間まで何やってるのなんて聞かれたならば、「仕事に決まっとろうが!!!」と威張ってみる気でいたのに、決して声をかけられることはなかった。

ちゃんと仕事をしてきた大人の顔をしていたらしい。


「女の二十代は一瞬だぞ…」と私に呟いてさっさと帰って行った既婚者の先輩。

「来年のクリスマスもお前はここに座って残業してる」と不吉な予言をしてきた先輩。


みんななんだかんだクリスマスというものに浮かれている。


幸せじゃないか。

そんな暴言すら、私は聖母の微笑みで受け入れられてしまうよ。